ダクト工事用語大辞典~応用編~|厨房・空調・換気など各種対応の岩元空調
「ダクト工事用語大辞典~基本編~」に引き続き、ダクトやダクト工事に関連してよく使われる用語を、わかりやすく紹介します。
ダクトの形状
◆角ダクト
四角い形状のダクトで、比較的大きいサイズで使用されることが一般的です。
◆丸ダクト
丸い形状のダクトで、円形のスパイラルダクトや楕円形のオーパルダクトなどがあります。小さめのサイズから大きいサイズまで、幅広く使用されています。
◆フレキシブルダクト
円筒形の蛇腹状のダクトで、折り曲げることができるなど自由度の高さが特徴。角ダクトや丸ダクトが通りにくい場所にも通すことができ、振動や騒音などを吸収する効果もあります。吹出口や吸込口など、器具ボックスとの接続に使用されることも多いです。
◆角丸ダクト
角ダクトと丸ダクトを接続するためのジョイント用のダクトです。
その他のダクト用語
◆継手(つぎて)
ダクトとダクト、ダクトと空調機器などをつなぐための部材。サイズの異なるダクトをつなぐもの、枝分かれするダクトをつなぐものなど、さまざまなタイプがあります。
◆たわみ継手
空調機や送風機などからダクトへ振動が伝わるのを防止するための部材。機器とダクトの間に挿入して使用します。
◆フランジ
ダクトとダクトを接続するための配管継手の一種で、羽根状に飛び出した形状をもっています。この他にも、ねじ込み形や差し込み溶接形、突合せ溶接形などがあります。
◆はぜ
ダクトの板を組み合わせる際のつなぎ目の加工法のことで、ボタンスナップはぜ、ピッツバーグはぜ、内部甲はぜなどがあります。
◆スリーブ
コンクリートの壁や床に埋め込み、ダクトを通すための筒です。
◆チャンバー・ボックス
ダクト内における空気室のようなもの。空調設備になくてはならないもので、ダクト内を通る風を安定させたり、均等に混ぜたりする役割があります。
◆ウェザーカバー
ダクトの先端部分に被せ、異物や雨水、外気などの侵入を防止する役割があります。
◆フード
汚染空気の拡散を防ぐために設置される排気装置のカバー部分。
◆ダンパー
排煙口。天井や壁に取り付け、常時羽根は閉じているが、火災などが発生した場合は排煙機をまわし、煙を外へ出す機能をもっています。
◆消音機・サイレンサー
ダクトを通過する空気や風の音を軽減する機器です。