ダクト工事コラム

空調性能も変わってしまう!? ダクトの吸込口の違い|岩元空調

居心地のいい快適な室内空間へと導くダクトですが、その吸込口にもさまざまな種類や特徴があります。各吸込口によってどのような違いがあるのか紹介します。

 

スリット型

屋外からの新鮮な空気を取り込むための吸込口で、最もポピュラーなタイプが「スリット型」。斜め下向きに設置された羽根は固定式で、シンプルなデザインをもっています。屋内の空気を循環するために、室内に用いられることもあります。ほこりや粉じんなどがダクト内に入ることを防止するフィルターや、雨水の流入を防ぐ水返しなどを付帯できるタイプがそろっています。

 

ユニバーサル型

天井や壁面に設置されることが多い「ユニバーサル型」は、吹出口と吸込口としての機能を併せもったタイプで、室内空気の循環を促します。面上のフォルムをもち、幅広い範囲の空気を継続的に吸い込むことができ、格子状に設けられた縦と横の風向調整ベーンで、吸込風量や風向きの調整も可能。フィルターを取り付ければ、集じん効果機能ももたせることができます。

 

美観的な要素から、羽根ではなくパンチングメタルなどを使用し、美しいデザイン性を兼ね備えたタイプもあります。

 

吸込口の種類は少ないが機能を重視

ダクトの吸込口は、室内と屋外に向けて設置するタイプがありますが、吹出口に比べて、それほど多くの種類がありません。吸込口では、風量調整や風向調整が必要ないのが一因で、羽根が可動しないものが一般的です。

 

ただし、吸込口ならではの特徴もあります。それは室内空間のほこりや粉じんなども吸い込んでくれるということ。ですから、ダクト内部までほこりや粉じんが入り込まないように、フィルターなどを設置できるタイプがおすすめです。屋外に向けて設置する吸込口ならば、昆虫やネズミなどの小動物の侵入を防ぐ防虫網や雨水などの流入を防ぐ水返しが付いたタイプがおすすめです。

 

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