ダクト工事コラム

角ダクトの接続方法|厨房・空調・換気など各種対応の岩元空調

ダクトは、さまざまな形状のものを組み合わせ、接続していくことでできあがります。そこで重要になるのが、ダクトの接続方法です。ダクト工事においては、ダクトの形状や目的に合わせて、適切な接続方法を選んでいくことが必要になります。今回は、数ある角ダクトの接続方法の中から、主要なものについてご紹介していきます。

 

角ダクトの接続方法

角ダクトは、それぞれのダクトの末端部分にある「フランジ」と呼ばれる部分を使って接続するのが一般的です。フランジとは、ダクトの末端が数センチほど直角に折り曲がったようになっている部分のことで、ダクトのフランジ同士を金具などで固定することでダクトを接続していきます。

 

共板フランジ工法

「共板フランジ工法」は、ごく一般的な角ダクトの接続方法です。ダクトの四隅を折り曲げた「共板フランジ」同士を「接合クリップ」と呼ばれる特殊なクリップで固定します。後述の「アングルフランジ工法」よりもフランジをつくる手間が少なく、また施工しやすく価格も安いのが特徴です。

 

アングルフランジ工法

「アングルフランジ工法」は、ダクトの両端にL字型の板(アングルフランジ)をリベットや溶接などで取り付け、アングルフランジ同士をボルト・ナットで固定する工法です。ダクト自体の板を折り曲げる「共板フランジ」よりも手間がかかりますが、そのぶん強度・気密性に優れています。

 

スライドオンフランジ工法

あらかじめ作ってあるフランジの枠にダクトを差し込んでスポット溶接する工法です。アングルフランジよりも製作の効率が良く、また施工においても四隅をボルトで固定するだけと手軽です。強度は共板フランジよりも強固で、共板フランジ工法とアングルフランジ工法のメリットを両立させた工法と言えます。

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