万能アイテム？ダクトテープとは｜各種ダクト工事を行う岩元空調
ダクトテープ・アルミテープは、ダクト工事において丸ダクトの接続部に巻くなどして用いられている粘着テープです。綾織りの繊維がテープの中に仕込まれており、これによって高い耐久性・伸縮性を保ちながら、縦にも横にも割けるようになっています。
アメリカで大人気のダクトテープ
日本ではホームセンターなどでしか見かけないダクトテープですが、アメリカでは一家の必需品と言われるほどの人気商品。ほかに道具を必要とせず手だけで扱うことができ、家具や家電、建材などを手軽に補強できることが、人気の理由です。中には車の補修に使う強者も存在しており、ダクトテープは身近な「万能アイテム」としてアメリカで普及しています。
ダクトテープの歴史
ダクトテープの原型が生まれたのは、第二次世界大戦中のことです。ごく一般的な粘着テープに繊維質を仕込み、表面をポリエチレン加工することで、扱いやすく耐水性のあるテープができました。このテープはもともと銃弾を湿気から守るために開発されましたが、テントからジープまで、あらゆるものの補修にも用いられました。
戦争が終結すると、やがてダクトの補修などにも用いられるようになり、「ダクトテープ」と呼ばれるようになったというわけです。色がアーミーグリーンからお馴染みの銀色になったのも、この頃のことです。
