ダクト工事コラム

医療施設とダクト|各種工事を行う岩元空調

医療施設とダクトの密接な関係~衛生的な空気を送り込む~

清潔で衛生的なことが求められる病院などの医療施設。院内感染での死亡事故が後を絶たないように、医療施設と清潔で衛生的な空気には密接な関係があります。

 

そこで今回は、医療施設とダクトの関係についてご説明します。

 

院内感染がなかなか減らない理由

病院は病気を治療する場所であるがゆえ、病原体を持った人が多く集まる場所でもあります。そのため、健康な状態であれば感染しないような弱い菌であっても、病気に対する抵抗力が弱まっている状態では、感染する確率も高くなります。

 

また注射や手術などの医療行為には、体内に病原体が侵入する危険が高く、これも院内感染が起こる要因となっています。

 

現場からの協力が得られない

医師にとっても患者にとっても危険な院内感染。しかしこの院内感染に関するニュースは、なかなか消えることはありません。もちろん上述したように病院という場所柄、どうしても避けきれない部分もありますが、人的災害であるという一面もあります。

 

例えば2013年6月に読売新聞が院内感染対策について病院の担当者に行ったアンケートによると、院内感染対策で「現場スタッフの協力を得られないと感じたことがあるか」との問いに「ある」としたのは、全体の42%を占める122施設にのぼったという結果があります。これではなかなか院内感染が減らないこともうなずけます。

 

空調設備の不備も院内感染の大きな要因に

また院内感染に関心を持たない医師が多いことにも関連しますが、院内感染が減らないもう一つの理由として、病院内の空調設備の不備や管理不備なども挙げられます。とくに手術室やウィルスに感染した患者の病室には、つねに新鮮な空気を取り入れ、部屋の空気と循環させる必要があります。

 

空調設備の不備が院内感染の被害を、より一層拡げてしまうのです。

 

空調設備に対する関心の向上が求められる

もちろん空調設備もふくめ、院内感染対策をしっかりと行っている病院も多くあります。しかし厚生労働省が地方自治体の衛生主管部長などに対し、院内感染防止対策として何度も空調設備の適切な整備を行うよう指導しているものの、院内感染が減っていない現状を見る限り、まだまだその対策が不十分であることは否めません。

 

院内感染対策として一刻も早い空調ダクトの工事を!

院内感染の対策として、清潔で衛生的な空気の循環は重要なポイントです。そして、その清潔で衛生的な空気を維持するために必須となる空調設備が空調ダクトです。

 

手術室やウィルスに感染した患者の病室には、この空調ダクトを通じて清潔な空気を取り込み、汚れた空気を排出する仕組みをつくることで菌の繁殖をある程度防いでくれます。

 

もし空調ダクトを取り入れていない、もしくはうまく機能していないという場合は、一刻も早く専門業者等に相談されることをおすすめします。

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