ダクト工事コラム

ダクトに関するミニ知識~ダクトフランジ~

ダクトとダクトを繋ぎ合わせる継手の部分を「フランジ」、もしくは「ダクトフランジ」といいます。しかし一口にダクトフランジといっても、その工法や種類はさまざまです。そこで今回は、このダクトフランジについて詳しくお知らせします。

 

ダクトフランジが必要な理由

ダクトは建物内の空気を運ぶための設備で、換気、排煙などの空調目的で使用されます。建物の規模が大きくなるほど、ダクトもそれに準じて総延長が長くなっていきます。もちろん、施工時には最初から長い状態でダクトを搬入するのではなく、施工現場でダクト同士を接続して建物に設置していきます。そこでポイントとなるのがダクト同士の接続方法です。

 

ダクトフランジが手間を軽減してくれる!

ダクトは空気を運び、空気の流れ道をつくる設備なので、その接続部分に隙間があればそこから空気が漏れてしまいます。しかし溶接によって完全に接続してしまうと、点検や清掃、解体の時にダクトを切断しなくてはならず、時間とコストがかかります。

 

そこで手間をかけずにすぐに分解できるよう、ダクトの端に出っ張り部分(フランジ)をつくり、そこをボルトやナットで接合します。つまりダクトフランジは、ダクトの点検や清掃、解体の手間を軽減するために非常に重要な役割を果たしてくれます。

 

ダクトフランジの種類と接続方法

ダクトフランジには、大きく分けて丸型と角型があります。またダクトと一体化した構造のタイプや、外側からはめ込むタイプがあり、それぞれ用途によって使い分けをします。ダクトフランジの接続は、主に以下の2つの方法で行います。

 

アングルフランジ工法

鉄やステンレスなどでフランジを製作し、ダクトの端に溶接などで取り付けて固定します。このフランジ部分を、現場などでボルト、ナットを使い接続する工法を「アングルフランジ工法」といいます。強度は強いものの、施工時間は若干、長めになります。

 

共板フランジ工法

ダクト自体の端を90度に折り曲げ、フランジを形成します。これをボルト、ナットで接続し、金具クリップをはめる工法を「共板フランジ工法」といいます。アングルフランジ工法に比べ、強度は落ちますが、施工時間が短く、単価も比較手に安くなります。

 

最近では、施工時間が短く、単価も安い共板フランジ工法が多用されていますが、排煙ダクトなど強度が必要とされるダクトではアングルフランジ工法もよく使われています。

 

点検、清掃、解体になくてはならないフランジ

建物内の空気の流れを調整し、いつまでも快適な状態を保つためには、ダクト内の定期的な点検や清掃が欠かせません。このダクト内の点検や清掃を、手間をかけずに行えるようにしてくれるのがダクトフランジです。

 

ダクトがむき出しとなっている箇所では、ダクトフランジがあることで、ダクトがデコボコになり、見栄えが悪くなると思うかもしれません。しかしダクトフランジがなければ、ダクトの点検や清掃にかかる手間とコストが大幅に増えてしまいます。ダクトになくてはならないもの、それがダクトフランジなのです。

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