ダクト工事コラム

ダクトのSA・RA、OA、EA、SEA・SMとは

用途別ダクトの略称をご存知ですか?

ダクトの用途は4つに分類されます。その分類を理解するにあたって、それぞれの略称について知っておく必要があります。ダクト工事を依頼する際、それぞれの略称を知らないと何のことなのかわからず不安になります。それは歯医者さんに診てもらうとき、「C」や「健全」と言われても、素人がわからないのと同様です。そこで今回はダクトの用途別の略称の意味、そしてどういう場所で使われるものかをご説明します。

 

SA・RAは空調ダクトの略称

SA・RAのそれぞれの正式名称はSupply Air、Return Airです。

 

SAは空調機から屋内へ空気を送り込む給気ダクトを指します。空気を供給するということでSupply Airです。

 

RAは給気とは逆に屋内から空調機に空気を引き込む還気ダクトを指します。屋内から空気を循環させるということでReturn Airです。

 

空調ダクトは屋内の温度を一定に保ちつつ、常に空気を入れ換え、綺麗な状態にしておくために使われることがほとんどです。具体的には食品関係や精密部品工場のクリーンルーム、病院の手術室などが該当します。

 

OAは外気取り入れダクトの略称

OAの正式名称はOutdoor Air、もしくはOutside Airです。屋外から外気を空調機に取り込む外気取り入れダクトを指します。外気ということでOutdoor(Outside)Airです。

 

外気取り入れダクトには、機械排気によって自然に空調機に入り込む自然給気と、給気ファンによって強制的に外気を取り入れる強制給気の2種類があり、目的に応じて室内を「負圧」にしたり「正圧」にしたりすることができます。また空調機を通さずに直接各部屋に引き込むことも可能です。外気を取り入れるため、昆虫や鳥などが入り込まないよう、必ずメッシュの金網を設置しなくてはなりません。

 

EAは排気ダクトの略称

EAの正式名称はExhaust Airです。空調機を通して屋外へ空気を吐き出す排気ダクトを指します。空気を屋外へ出すということでExhaust Airです。

 

排気ダクトは大きく一般的なビル、家屋で使用されるものとレストランなどの厨房で使われるものに分けられます。ほか、有機溶剤や臭気が発生するような場所、高温や低温の空気を外に排出する必要がある場所などでも使用されています。

 

厨房などガスや火器を使い高温になる場所では、延焼を防ぐためダクトに油分が付着しない油分分離装置をつけるなどの工夫がされています。また実験設備や放射線設備で使用される場合には、外に危険が及ばないようにフィルターで処理されてから排気されるようになっています。

 

SEA・SMは排煙ダクトの略称

SEA・SMそれぞれの正式名称はSmoke Exaust Air、Smokeです。火災発生時に煙を屋外に排出し、延焼を防ぐ排煙ダクトを指します。煙を屋外へ出すということでSmoke Exaust Air、Smokeです。

 

通過風速を高速に設定されていることで、静圧を高圧にする必要があります。そのため板厚は厚めに作られています。火災発生時に使用されるため、火災警報器や煙拡散防止シャッター、スプリンクラーなどと連動して作動するようになっていることがほとんどです。また火災で停電になったときでも作動するように自家発電装置がついています。

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