ダクト工事コラム

ダクトスペースの役割は?設置場所や設置時の注意点についても解説

ダクト下の空間

 

ダクトスペースは、建物において快適な室内環境を実現するための重要な空間です。ダクトによって空気の供給や排気、換気などを効率的に行い、建物内の温度や湿度を適切に管理するために欠かせません。

 

本記事では、ダクトスペースの役割やダクトスペースを設置するときの注意点などについて、解説します。

 

ダクトスペースとは

ダクトスペースとは、給気や排気、換気などを行うダクトを収めるための空間です。duct spaceの略で「DS」とも呼ばれます。物件の図面などでよく見られる「DS」という空間は、ダクトスペースを意味しています。

 

特に大きな建物では、複数の部屋やフロアの環境を一元的に調整するため、ダクトスペースはより重要な設備です。

 

パイプスペース(PS)との違い

ダクトスペースと似た空間として、パイプスペース(PS)があります。パイプスペースは、給水管や排水管などの配管を収める空間のことです。ガス管なども収められる場合があります。

 

ダクトスペースとの違いは、空気に関するダクトを配置するか、水やガスに関する配管を配置するかです。

 

なお、電気用の配線を配置するためのスペースのことをEPS(Electric Pipe Space)と呼びます。

 

ダクトスペースを設置するときの注意点

ダクトスペースの設置は、建物の快適性や安全性に大きく影響します。

 

ダクトスペースは建物設計段階に確実な計画を立て、設置することが一般的です。ここでは、ダクトスペースを設置する際に考慮すべき以下の注意点を解説します。

 

  • 安全性を確保する
  • メンテナンスのしやすさを考慮する

 

安全性を確保する

一般的に、ダクトスペースは建物の内部に設置されるため、安全性を確保することが重要です。

特に火災時においては、ダクトスペースが煙や火災の広がりを助長する可能性があるため、火災拡大の防止に配慮する必要があります。

 

メンテナンスのしやすさを考慮する

ダクトスペース内でダクトの状態を確認するなど、ダクトスペースにおいてはダクトの定期的なメンテナンスが必要となります。

 

ダクトの状態を確認しやすい場所に設置されているか、ダクトスペースの清掃や点検をしやすい設計になっているかなどを意識しましょう。

 

まとめ|ダクト工事なら岩元空調へお任せください

ダクトスペースは、空気の供給や排気、換気などに必要なダクトを収める空間で、快適な室内環境を実現するためには、ダクトスペースの適切な設計と施工が欠かせません。

 

岩元空調では、長年にわたるダクト工事に関する経験と専門知識を持っています。お客様のご要望にお応えし、満足いただけるダクト工事を行います。ダクト工事に関するご相談やお見積もりのご依頼がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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