ダクト工事コラム

ファンコイルユニット方式|各種ダクト工事を行う岩元空調

冷房を使用する機会が増えるこれからの季節。オフィス空間は、パソコンなどのOA機器や人から出る熱により、室内の温度が上昇しやすい環境になります。そのため、エアコンを使用しても室内の温度がなかなか下がらなかったり、空調負荷が発生して、電気代がかかったりしてしまいます。今回のコラムでは、各種ダクト・空調の工事を行う岩元空調が、オフィス空間を快適な環境にする「ファンコイルユニット方式」をご紹介します。

 

ファンコイルユニット方式とは?

ファンコイルユニット方式とは、室内に設置された「ファンコイルユニット」と呼ばれる空調設備を使用して、室内を快適な状態にする空調方法です。この空調方法は、建物の機械室に設置した「冷温水発生機」と呼ばれる装置から「冷温水管」を通してファンコイルユニットに冷水・温水を送ります。ファンコイル内に設置されたコイル(熱交換機)が、冷水・温水の湿度と温度を調整。ファンで風を発生させて、冷風を室内に送ります。コイルによって素早く湿度・温度を調整でき、室内の温度を短時間で下げることができます。

また、ファンコイルユニット内部のエアフィルターでホコリやチリなどを除去した空気を循環させるので、換気ができない室内でも清潔な空気で、温度を整えることができます。

 

ファンコイルユニット方式の特徴

ファンコイルユニット方式は、建物の各フロアや部屋ごとに温度・湿度を調整することができます。そのため、常に空調を使用するオフィスやホテル、病院などの部屋数が多く、人が常に滞在している建物に効果的な空調方法と言えます。ただし、冷暖房の運転切り替えが部屋ごとにできない点はデメリットと言えるでしょう。

また、一般的なエアコンは、外気を吸気ファンから取り込み「冷媒配管」と呼ばれる配管を通して、空気の湿度・温度を調整しますが、ファンコイルユニット方式では、その調整に冷水・温水を使用するので効率的な熱交換が可能です。

 

ファンコイルユニットを導入し夏に備えましょう

常に人が滞在するオフィス空間などでは、夏はエアコンの使用頻度が増え、電気代が一年でもっともかかる季節になります。冷房の設定温度を下げすぎないように呼びかけるオフィスもありますが、今導入している空調方法が最適なものかを見直すことも大切です。建物や室内の構造にぴったりな空調方法を採用し、電気代のコストカットの実現はもちろん、働く人が快適に過ごすせるオフィス空間にしてみませんか?

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