ダクト工事コラム

ダクト施工の注意点|各種工事を行う岩元空調

「新しい空調設備を導入してから騒音がする……」「ダクトが振動して音が気になる……」このようなお悩みを抱えている方も多くいらっしゃると思います。オフィスやビルに新しい空調設備を導入しても、設置方法や施工方法を間違えてしまうと騒音や振動を引き起こす原因になります。今回のコラムでは、各種ダクト・空調施工を行う岩元空調が「ダクト施工の注意点」についてご紹介します。

 

ダクトの騒音・振動の解消方法

ダクトは、エアコンなどの空調機や送風機からの風を室内へ送るための設備ですが、ダクトを取り付ける位置や設置方法などを考慮しないと騒音や振動の原因となります。以下で騒音と振動を解消するための設備を紹介します。

 

振動を解消する「たわみ継手」

「たわみ継手」は、空調機や送風機とダクトの間に設置することで振動を解消する設備です。ガラス繊維や合成繊維、ゴムなどの柔軟性に優れた素材でつくられており、発生した振動を吸収できます。また、耐久性にも優れています。

 

柔軟な施工ができる「フレキシブルダクト」

「フレキシブルダクト」は、蛇腹構造(じゃばらこうぞう)でできた柔軟性に優れたダクトで、一般的なダクトに比べてさまざまな角度に曲げることができます。狭い天井や施工が難しい部分に設置することで、振動を抑えることができます。

 

騒音を解消する「消音器」

「消音器」は、空調機や送風機から発生する騒音が室内に届かないようにするための装置です。消音器内部の「クラスウール」と呼ばれる消音材が騒音を吸収します。消音器には、「マフラー型」や「スプリッタ型」などが存在しており、ダクトの種類や用途に合わせて設置可能です。また、消音器内のパンチングメタル(穴の空いた鉄板)にグラスウールが詰め込まれているので、空気の流れを遮断しないのも特徴です。

 

適切な施工を行い快適な室内環境を実現しましょう

空調設備の導入は、建物の構造や間取りを考慮して設置する必要があります。室内の温度や湿度が快適であっても、騒音や振動が発生していては快適な室内環境とは言えません。空調機や送風機の選択と同じくらい、ダクトの施工方法や取り付ける設備も考慮して空調設備を導入することが大切です。働くスタッフが過ごしやすいオフィス環境を目指して、ダクトから空調設備を見直してみてはいかがでしょうか?

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