ダクト工事コラム

氷蓄熱式空調システム|各種ダクト工事を行う岩元空調

暑さが本格化しエアコンを利用する機会が多くなるこの季節。オフィスでは、常にエアコンを使用するため電気代でお困りのビルオーナー様や企業の総務担当者様も多くいらっしゃると思います。今回のコラムでは、各種ダクト・空調施工を行う岩元空調が「氷蓄熱式空調システム」についてご紹介します。

 

「氷蓄熱式空調システム」とは?

「氷蓄熱式空調システム」とは、日中に比べて電気使用量が少ない夜間に、「蓄熱槽」と呼ばれる装置に熱(冷熱・温熱)を蓄え、昼間にその熱を温度調節に使用する空調システムです。夜間に溜めた熱を使用することで、電気使用量の多い日中の電力を抑えて省エネを実現できます。

 

氷蓄熱式空調システムの特徴

氷蓄熱式空調システムは、ビルや学校、店舗などの大型の建物に導入されることが多く、空調を長時間使用する施設に最適な空調システムです。この空調システムは、電気代を抑えることはもちろん、エアコンから出る排熱量を抑えることも可能です。そのため、エアコンの排熱によって外気の温度が上がる「ヒートアイランド現象」の抑止にも効果が期待されています。

 

氷蓄熱式空調システムの種類

オフィスビルに最適な「ビル用マルチタイプ」

「ビル用マルチタイプ」は、屋上に設置した蓄熱槽から冷房管と呼ばれる配管に冷温風を送り室内に設置された室内機から空気を送る空調システムです。一つの蓄熱槽で複数の室内機を使用できるので、部屋数が多いオフィスに最適です。

 

ビルの構造や間取りに合わせて設置する「現場築増タイプ」

「現場築増タイプ」は、建物の構造や間取りに合わせて、蓄熱槽を設置することができる空調システムです。屋上に装置を設置できなくても、地下室への設置や空いたスペースを利用して取り付けることができます。

 

省エネの実現と地球環境に優しい空調システム

氷蓄熱式空調システムは、電気代を削減できるほか、排熱量を抑えた地球環境に優しい空調システムとして注目されています。経営コストを抑えるためにもいかに電気代を抑えるかは大切なポイントですが、地球環境にも配慮した空調設備を導入することも重要です。エアコンの使用頻度が高いこの季節だからこそ、空調設備を見直して省エネを実現しましょう。

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