ダクト掃除の重要性｜各種工事を行う岩元空調
ダクトの清掃、こまめにしていますか？ 厨房やトイレなど、室内の汚れた空気を外へ排出して、キレイな空気を取り込む換気・排気ダクト。 ダクトは長年にわたり使い続けるものなので、内部に油汚れやホコリが溜まっていきます。汚れをそのままにしておくと、換気・排気能力低下につながりかねません。
そこで今回のコラムでは、ダクト掃除の重要性についてお知らせします。
汚れを放置するとこんなことが……
ダクトの清掃は簡単なものではありませんので、業者に依頼することになります。ついつい先延ばしにしがちですが、汚れを放置することで「カビの発生」「においがこもる」などのデメリットが考えられます。
換気ダクトの汚染
換気扇から外部の排気口までの煙突部分が「換気ダクト」です。長年にわたり換気扇を使用し続けることで、ダクトの内部は徐々に汚れていきます。それはやがて悪臭の発生原因となるなど、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。
それ以外にもダクト内に溜まったホコリにカビやダニが発生し、ダクトを通じて室内に充満していきます。
- ダクトの汚れが引き起こすトラブル
- 空気が汚れて悪臭が発生
- ホコリが混入することでOA機器・精密機器の故障
- 過度なエネルギー消費による機械の消耗
- ダクト火災の原因
厨房ダクトの汚染
天ぷら・コロッケ・とんかつ……、飲食店の厨房ではつねに大量の油を使用します。この「厨房ダクト」には、厨房内の油の混じったホコリが付着しやすい特徴があります。
厨房では揚げ物や炒め物など、さまざまな食べ物が調理されますので、ダクト内にその油汚れが蓄積していきます。「ミスト」と呼ばれるこの汚れは、ホコリなどと絡み合いどんどん大きくなっていきます。やがてかたまりとなった汚れは発火性が非常に高く、ひとたび引火してしまうと一気に燃え広がる危険をはらんでいます。
このような原因で発生する火災は「ダクト火災」と呼ばれ、大きな被害をもたらします。ですがダクト火災は、定期的にダクト掃除を行うことで防げるものなのです。
厨房ダクト汚れにはたくさんのデメリットがある
ダクト火災も怖いですが、厨房ダクトの汚れは衛生面でもさまざまなリスクがあります。ダクト内は人の手が届かない場所なので、ネズミやゴキブリなどにとって絶好の棲み家です。さらに油がエサとなるので、繁殖していきます。
「清潔でキレイな店内」がウリの飲食店にとって、ネズミやゴキブリの発生は大きなデメリットでしかありません。また害虫を媒介にした食中毒の発生も十分に考えられるでしょう。
それ以外にも厨房ダクトの汚れは悪臭を放つので、お客さまへの大きなイメージダウンにもつながってしまいます。
ダクトを掃除するメリット
ダクトを掃除することで、上記であげたデメリットを解消してあげましょう。またその他にもダクトをキレイにすることで、電気代の節約や厨房機器などの寿命を延ばす効果も期待できます。こまめなダクト掃除が、大きなメリットにつながります。
また掃除と同時に、「ダクトの破損の有無」「フード・換気扇が正しく機能しているか」など、点検も行うこともできます。
