ダクトで“におい対策”を万全に!|各種工事を行う岩元空調
ダクトで“におい対策”を万全に!
焼き鳥やウナギなどの調理時に発生する香ばしいにおいは、お客様を呼び込む大切な宣伝材料の一つです。飲食店側は集客を狙うために、その香ばしいにおいをなるべく遠くまで届けたいと考えると思います。
しかしその反面、その香ばしいにおいも近隣住民にとっては悪臭と感じる人が多くいます。飲食店にとって、集客を上げることと同じくらい近隣住民への配慮も重要です。そこで今回は飲食店のにおい対策とダクトの関係についてご紹介します。
いいにおいだけではない、飲食店のにおい
どんなに香ばしくていいにおいでも、毎日繰り返し嗅がされ続けることで「悪臭」と感じるようになってしまいます。苦情が出てトラブル化する前に、今すぐできる対策から始めていきましょう。
- 対策1:調理が原因のにおい対策
にんにくや油など強いにおいが発生する材料を使って調理をする場合、お店の出入り口、調理場の窓、出入り口を開けたままにしないことが第一です。 - 対策2:排水が原因のにおい対策
排水が上手く行われておらず、側溝に貯まった排水が腐ってしまっている場合、下水道への放流や単独浄化槽であれば合併浄化槽への変更を行うなどの処理を行います。 - 対策3:ゴミが原因のにおい対策
飲食店である以上、どうしても生ゴミが中心となり悪臭を発しやすくなります。そのためただ捨てるだけではなく、ゴミ容器をできるかぎり密閉化する、ゴミ箱を置く場所はできるだけ温度の低い場所にするといった管理を徹底しましょう。
それでもダメなら、ダクトを見直しましょう
上でご紹介した対策を行ってもにおいの排出が減らない場合、ダクトを見直してみましょう。具体的には以下のような対応が考えられます。
- 対策1:ダクトの向きや排出する高さを変える
ダクトが近隣住宅へ向かっている場合は、そこから遠ざけるようにダクトの向きを変えます。また建物の最上階までダクトを伸ばすことで、においを高い位置で排出して近隣へ届きにくくするのも有効な対策です。 - 対策2:清掃することでスムーズに排出させる
換気が上手く行われずに厨房や店内ににおいがこもってしまう場合、ダクトの中が油で汚れてしまっている可能性があります。油汚れやホコリなどにより、ダクトの内部が汚れて上手く機能しないのが原因です。きれいに清掃することで解決します。 - 対策3:こまめにダクトのメンテナンスを行う
どんなににおいの原因に対する対策を行っても、ダクトのメンテナンスをしっかり行わなくては、強いにおいをつねに排出してしまいます。ダクトのメンテナンスは自分で行うことは困難なため、早めに専門業者へ依頼することをおすすめします。