ダクト工事コラム

飲食店のダクト工事を大解剖!Vol.2|各種工事を行う岩元空調

和食や中華、イタリアン、フレンチなど、飲食店のダクト工事に絞ったこの特集。第2弾ではどのような特徴が飛び出すのでしょうか!

 

◆業態や店舗形状により使用ダクトは異なる

ダクトの素材には亜鉛鉄板や鋼板、ステンレス鋼板、ガルバリウム鋼板など多数ありますが、飲食店で最もよく使われるのは、亜鉛でメッキ加工された鋼鈑で、一般的なダクト素材である亜鉛鉄板。どのような設置環境でも扱いやすく、価格も安いことが一番の理由です!

昨今の流れでリクエストが多いのは、天井までの高さを確保して開放感を演出する、ダクト本体を露出させた施工。この場合は、見た目に美しく、耐腐食性に優れ、塗装せずに光沢感が生かせる意匠性の高さをもったステンレス鋼板が採用されるケースが多い傾向に。ただし、お値段も亜鉛鉄板の約3倍に!

また、飲食店の広さや、厨房や客席スペースの形状などにより異なりますが、排気や換気、給気量が少なくてよい場合は、丸い形状の「丸ダクト」を使うことが多く、排気量が多くないといけない場合は、四角い形状の「角ダクト」を使用。焼き肉店や焼き鳥店、ラーメン店などは、煙や臭い、油量なども比較的多いので、角ダクトをおすすめします。

 

◆ダクト工事のビックリ体験

今まで経験した中で印象に残っているダクト工事があるという。それは、某県の焼き鳥店でのダクト工事。店主からは「普通はもっと煙を吸うと思うんだけど…」という問い合わせがあり、店内が煙でモクモクになり、人の顔も霞んで見えなくなってしまうのだというのです。

現地で風量を調査すると、吸気量が少なすぎることが判明。なんと、狭いトイレの吸気量しかなかったことが判明。当然、風量計算を綿密に行い、ダクト設備を丸ごと交換することを提案。隣の人の笑顔を見ながら、おいしい焼き鳥とお酒を楽しめる店舗に大変身を遂げました!

 

◆ダクト工事で大切な3つのこと

岩元空調が行うダクト工事で、最も注意している点、気を使う点は、「現状把握」「風量の適切化」「建物外側の排気位置への配慮」など。基本的に現地調査を無料で行っており、この調査で風量計算などのデータを持ち帰り、ダクトの設計から製造、施工までをワンストップでできることで、設置環境に適したダクト製造、工期と価格を抑えたダクト工事が行えるのです。

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