梅雨前に空調ダクトを見直しましょう|各種工事を行う岩元空調
梅雨前に空調ダクトを見直しましょう
6月に入るとジメジメした梅雨がやってきますが、空調ダクトの点検や清掃はしていますか?空調ダクトは定期的に点検・清掃をしないと、建物内の空気循環が悪くなり、結露の発生につながる可能性があります。
ダクト内の汚れが溜まったところに結露が発生すれば、衛生面でも良くありません。このコラムでは、梅雨に入る前にチェックしておきたいダクトの清掃についてご紹介します。
梅雨時に起こりやすい空調ダクト内部の結露
ダクト内部には、室内の湿った空気や雨などの水分を含んだ空気が流れます。しかもその空気の水分が蒸発し、ダクト内に水が溜まることも起こります。
これから梅雨がやってきて、雨の日が増えると洗濯物を室内に干すことも増えてきます。ただでさえジメジメとした季節なのに加え、部屋干しなどを繰り返すことで室内の湿度はさらに上昇すれば、ダクト内の水分は増え続けて結露の発生に至ります。
結露はカビの発生を促しますので、カビが発生している空調ダクト内を循環する空気を吸うことになります。これは非常に危険で、大人はもちろん小さなお子さまにとっても、身体に重大な影響をおよぼす恐れがあります。またさまざまな方が出入りする店舗や飲食店でカビによる悪臭が発生すれば、お客さま離れにもつながりかねません。
空調ダクト内部が汚れていることで起こる現象
梅雨を迎えて少しずつ気温が上昇すると、エアコンの使用頻度も増えます。しかし空調ダクトが汚れている状態では、除湿も冷房も十分な効果を発揮できません。エアコン自体をどんなに掃除してみても、空調ダクトが汚れていればあまり意味はないでしょう。
空調ダクトが汚れていることに気づかずにエアコンを使い続けると、無駄なエネルギーを消費してしまいます。また冒頭でも触れたように、汚れやカビの発生したダクト内を通った空気による衛生面の問題、悪臭や吹き出し口から飛散するホコリなどによる美観の問題などが発生します。さらにホコリなどでダクトの吸込口が遮断されることで、外気を上手く取り込めないことによる室内のCO2濃度上昇など、多くの問題を抱えてしまうことになります。
エアコンの点検に合わせて空調ダクトの点検も
通常、ダクトの点検や掃除は3~5年に1回の頻度で行います。しかしそれほどの期間が経ってない場合でも、排気口周辺がカビ臭い、頻繁に結露が起こるといった場合は一度、空調ダクトの点検をおすすめします。
本格的な梅雨が始まってから、空調ダクトに結露やカビが見つかって掃除・修理となるとその間はエアコンが使えなくなってしまいます。しばらく空調ダクトの掃除をしていないといった場合は、エアコンの掃除と合わせて行ってみてはいかがでしょうか?