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湿度の高まりが与えるダクトへの影響

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湿度の高まりが与えるダクトへの影響

7月に入り、北海道を除く日本のほぼ全地域が梅雨に入る季節になりました。この時期はゲリラ豪雨や30度以上の真夏日が続くなど、どうしても湿度も高くなりがちです。そこで心配になるのが、ダクトのサビや腐食です。ダクトは多湿になればどうしてもサビや腐食といった問題が起こりがちです。そこで今回は湿度が高まるいまだからこそ必要なダクトの点検についてご説明します。

屋外だけではなく屋内もサビは発生する

自分のビルは屋外にはほとんどダクトはなく、屋内だけだからサビや腐食の心配はないと思われている方は多いのではないでしょうか?しかし実際には屋内のダクトであっても腐食は起こります。

例えば給排気ダクトであれば、外からの空気を屋内に取り込みます。この際、雨水やほこりなどもダクト内に入ることは十分にありえます。これを放置しているとダクト内の腐食の原因となります。

また厨房などにある排気ダクトでは油を含んだ空気が大量にダクト内に流れ込みます。これもまた腐食の原因です。腐食が起きそれを放置していれば当然、サビも発生することになります。屋内にしかダクトがないからといって定期的な点検を怠らないようにすることが重要です。

屋外のダクトの腐食を防ぐためにチェックすべき点

屋外にあるダクトはただでさえ、太陽光や風雨に直接さらされるのに加え、高温多湿な今の時期は非常に腐食が起こりやすくなります。そこで次は屋外のダクトの腐食を防ぐためにチェックすべき点についてご説明します。

  • 1:穴埋め箇所に防食テープが施されているか
    穴埋め箇所はどうしても隙間ができやすいため、そこから雨やほこりが侵入しやすくなります。
    そのため穴埋め部分の隙間に防食テープが施されているかをチェックします。
  • 2:ボルトなどの切断面にサビ止めの塗装が施されているか
    ボルトは鉄鋼など金属製の材質のものが多く、屋外にある場合、サビ止め塗装がされていないとすぐにサビが発生します。ボルトなどの切断面にそのためサビ止め塗装が施されているかのチェックも忘れずに行います。
  • 3:ダクトの接合部分のコーキングがはがれていないか?
    屋外にあるダクトの接合部分には、雨水の侵入を防ぐため、コーキングが施されています。しかしこれも劣化などによりはがれてしまうことがあります。梅雨が終わっても台風の季節はこれからですので、その前にしっかりとチェックをするようにします。

定期的な点検が腐食やサビからダクトを守る

ここ数年、日本は真夏になる前から30度以上の真夏日が続くことも珍しくなくなっています。これだけの高温が続けば、当然湿度も高くなり、ダクトの腐食やサビも一気に進んでしまいます。

ダクト内に腐食やサビが増えると、カビが生え異臭がしたり、最悪の場合はダクトに穴が開いてしまい水漏れが起きてしまったりします。そうしたことを防ぐためにもダクトの定期的な点検を怠らないようにしましょう。

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