ダクト工事コラム

ダクトってどうやって作られるの?

ダクトがどのような製造工程で作られているかご存じの方は少ないかと思います。ダクトは、 設置する場所ごとに最適な形状で作る必要があり、製造にはさまざまな工法があります。そこで今回のコラムでは、ダクトの材質と製造工法、製造工程をご紹介します。

 

ダクトの材質を知る

ダクトは設置場所や使用目的ごとに、材質を使い分けて製造します。ここでは主なダクトの材質についてご説明します。

 

亜鉛 ダクトとして最も多く使用されている材質が亜鉛です。理由としては「コストが安価であること」「耐久性があること」が挙げられます。

また加工しやすいことも亜鉛が人気の理由のひとつ。同じ亜鉛でも電気亜鉛メッキダクトの材質として使われています。
ステンレス ステンレスは亜鉛に比べコストがかかりますが、その分、耐久性、耐食性、耐熱性、耐油性などの面で高い効果を発揮します。

そのため外部ダクトとして使用はもちろん、それ以外にも薬品、蒸気、医療、厨房などさまざまな分野で使われる材質です。
ガルバリウム 亜鉛に比べ5倍以上の高い耐久性を持ち、ステンレスほどではないものの耐食性も併せ持った材質です。

しかしステンレスよりは安価なため、外部ダクトを中心に特に最近、多くの場所で使われるようになってきた材質です。
塩ビライニングフィルム 亜鉛の鉄板に塩ビライニングフィルムを幾層にも重ね合わせた材質です。薬品や腐食に強く医療、研究施設、半導体生産施設などで多く使われています。

ただし加工に手間がかかるため、コストはほかの材質に比べ高価です。
スーパーダイマ 亜鉛、アルミニウム、マグネシウム、シリコンなどからなる材質で、ほかの材質に比べ耐腐食性が非常に高いうえ、加工もしやすいという特長を持っています。

またキズやサビにも強いため、ステンレスなどの代替品としても多く使われるようになっています。

 

 

ダクトの工法を知る

次にダクトの工法について、代表的なもの3つをご紹介します。

 

TFD工法 現在、最も一般的なダクトの工法がこのTFD工法です。共板工法とも呼ばれています。ダクトの材質として亜鉛が人気なように、TFD工法も安価でありながら高品質なことが人気の理由となっています。
また設置対応可能な場所の範囲が広いことも、多く使われる理由のひとつです。
アングル工法 TFD工法に比べコストはかかりますが、ダクトの強度、耐久性、気密性に関してTFD工法よりも優れた性能を発揮する工法です。気密性に優れていることから排煙ダクトの製造に多く使われる工法です。
メッツ工法 スライド工法とも呼ばれるこの工法は、組立て効率に優れ、ダクトの強度、気密性の高さはTFD工法とアングル工法のほぼ中間に位置しています。
コストも同様にほぼ中間になりますが、製造に関しては溶接が必要になるため多少、手間がかかります。

 

 

ダクトの製造工程を知る

最後にダクトの製造工程についてご説明します。工法によって製造工程も変わってきますが、ここでは一般的な角ダクトの製造工程を簡単にご紹介します。

 

  •  工程1  素材をプラズマ切断機を用いて切断する。
  •  工程2  強度を増すため、平滑な面に波の形状をつけるリブ加工を施す。
  •  工程3  鉄板同士を接続させる箇所に用いる折り曲げの部分である「はぜ」を成型する。
  •  工程4  ダクト同士を接続するためのフランジ加工を施す。
  •  工程5  それぞれ成型したものを組み立ててダクトの完成。

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